さよなら緑島
かなり名残りおしいのだが、今日で緑島を後にする。
まさに楽園だった。またいつか来たいと思う所だった。
いや、必ずまた来よう。
お世話になった阿利民宿を後にする。
チェックインの時と同じく、チェックアウト時も誰もいなかった。
なんという適当さ。
仕方ないので鍵を置いて出発した。
台湾全土でよく見かけた黒い犬。
阿利民宿にもいた。
ウロウロしているので最初、野良犬かと思ったが飼い犬のようだ。
台湾ではこのように犬を繋がない事が多いようだ。
街中でもウロウロしてるのを見かける。
黒いので怖そうだが、この種類の犬はめちゃ臆病だった。
バイク1台なので二人乗りで港へ向かう。
二人ともザックを背負っているので結構きつい。
危ないのでゆっくり走りレンタルバイク屋到着。
バイクを返却し、パスポートを返してもらう。
最初からこの店で借りればよかった。
船は10時半発。
港の待合所は路上のテント(運動会で使うようなやつ)・・
暑い・・・
おとといの客引きがいた（緑の服）
自分達を覚えていた。
港でさえ海が恐ろしく綺麗で透明で底まで見える。
10時半の船なのだが、
席があれば10時の船にも乗れるという事で、結局何の問題もなく10時の船に乗れてしまう。
船の上から世話になった婆ちゃんを発見。
婆ちゃんありがとう。
さよなら。
いつまでもお元気で。
帰りもまたガラガラの船内だった。
ここから50分間、自分は揺れとの闘い。
酔わないように席で寝て過ごす。
次回来るとしたら、あのセスナみたいな飛行機で来よう。
あれはあれで揺れそうな気がするが、飛行機なら台東からたったの15分。
なんとか吐かずに台東富岡港までの50分間をクリア。
台東富岡港に到着。
しかし船酔いでフラフラ。
座って体調回復に努める。
その時、少し日本語のできるタクシーの運転手が日本語で声をかけてくる。
しかし現在船酔いでタクシーに乗れる状態ではないので、今はいい、と言うがずっとそばにいる。
仕方ないので10分位休憩し、その人のタクシーに乗り台東駅へ。
愛想のいい運ちゃんだった。
台北へ
本日ついに台北に戻る。
この旅も終わりに近づいている。
台東駅到着。
相変わらず広大な駅前。
なんとか切符は買えたが、無座。No Seat。
文字通り、席がないという事。
本日は日曜なので混んでいるそうだ。
仕方なく無座で切符購入。
台北まで約6時間、席なしなので辛そうだ・・・。
バイクで来た時は台東から台北まで数日かけたが、今回はたったの6時間で台北に戻ってしまう。
電車の時間までは2時間もある。
台東駅構内の売店。
池上弁当もある。
ここで弁当を買う。
ハムみたいなおかず。
相変わらずご飯激ウマ。
おかずのハムは、まあ普通かな。
台東駅周辺には本当に何もない。
店も構内にある売店程度。
何もやる事はないが、ダラダラしていると時間はすぐにたった。
発車の時刻になる。
席がないのでデッキの所に台北まで6時間・・辛そうである・・と思っていたら、Y氏がいい場所を発見。
広いスペースがあり座れるとの事。
なんと最高のスペース。車椅子かに持つ置き場かわからないが、
ここだけ席が取り外されスペースができている。
Y氏は対面側に陣取る。
キャンプ用のマットも敷いて快適。
6時間というと長い時間なのだが、自分はほとんど寝ていた。
近づく旅の終わり
19：30 定刻どおり台北着。
ついに台北駅到着・・なんだか懐かしい感じがする。
華陰路にある以前目をつけていた金龍大旅館へ行ってみる。
ツイン980元。
いまさら説明も何なんだが、台湾は部屋単位での宿泊料金。
ツインで980元なので一人あたり490元という事だ。
部屋単位での価格なのでシングルだと若干割高。
ちなみにここのホテルはシングル600元だった。
この日の夕飯はホテルそばの吉野家でテイクアウトし、納豆牛丼。
台東からたった6時間で台北まで来れる。
電車、バスを使えば24時間で台湾一周も可能だと考えると、バイクで一周なんて、なんと効率が悪い。
しかし、効率だけで旅をするわけでもなく、効率の悪い事もあれはあれで楽しいのだ。
